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Uchiyama Asami
趣味の美術館巡りを通して感じたことを記録に残していこうと思い、このサイトを作りました。

サンリオ展

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サンリオ展 ニッポンのかわいい文化60年史

サンリオといえば、キティちゃんやマイメロやけろっぴや…様々なキャラクターを生み出した会社というイメージで、知らない人はいないでしょう。私も子供の頃からサンリオのキャラクターにはたくさんお世話になってきました。

「ニッポンのカワイイ文化60年史」と聞いて、なんかやっぱすごい会社なんだ、と漠然と思いました。キティちゃんなんて海外セレブにも人気と聞きますし、ただものではないというのは理解しています。

そこに辿り着くまでの歴史を知れるとなると、しっかり観ておきたいですね!

サンリオの歴史

戦後の不況も収拾し、街にものが溢れ人々が物質的満足感を享受しはじめた時代にサンリオの前身である「山梨シルクセンター」は企業したそうです。

これからの世の中は実用品だけではなく、毎日の生活に余暇や遊び心を与える商品を求めるようになると考え、「かわいくて」「人を感動させる」サービスを提供するビジネスに取り組もうとしました。

サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史図録

可愛さで人を感動させるって、なんてすごい取り組みなんでしょう。

その理念を聞いただけで、こちらが感動してしまいます。

サンリオというと、最初からかわいいキャラクターグッズを売っているところというイメージでしたが、初期の頃は水森亜土ややなせたかしなどのイラストを起用してそのグッズを販売していた時期があったそうで、驚きました。

「心の満足を与える」サービスを提供するべく、詩集などの本の出版もしていたそうで、ただ可愛くて癒される物作りではなく、人々の生活を支える深い部分を考えられているんだとわかりました。

その後に、外部のイラストレーターさんに頼るのではなく、自分たちでかわいいを創り出していこう!と、サンリオオリジナルキャラクターがデザインされるようになったそうです。ここから私も知っているサンリオキャラクターがどんどん生まれていくわけですね。

魅力的なキャラクターたち

私、1番最初のサンリオオリジナルキャラクターは、キティちゃんだと思っていました…。しかし、そうではなく、「パティ&ジミー」というキャラクターが始まりだそうです。知らなかったですが、すごく魅力的なキャラクターです。

その後、あの超有名なハローキティやマイメロディ、リトルツインスターズ、ハンギョドンやポチャッコなどなど続々と紹介されていました。それぞれの誕生秘話や細かいキャラ設定などもあり、意外なところから生まれてくるんだなーと、面白かったです。

キャラクターの原画も見れたのが良かったです。こうやって鉛筆一本のラインから生まれてくるんだと思うと感動しますね。
今はデザインするときはパソコンで仕上げる事が多いと思いますが、最初のキャラクターは文字やカラーまですべて手描きでデザインを仕上げているものもありました。ペンで描いたあとが見えるのが印象的でした。

子供の頃、マロンクリームの缶ペンケースとか、けろっぴやるるる学園のメモ帳とか色々持ってました。サンリオはデザインも子供から大人まで使えるものが多いのでこれからもお世話になることがたくさんあるでしょう。

いちご新聞なんて、懐かしいですね。子供の頃、定期購読するのが夢でした。

サンリオショップ作りへのこだわりや、レディーガガへの衣装提供など、どのコーナーを見てもすごいなーとつぶやいてしまいました。

カワイイという価値観

1番すごいと思ったのはやはり、「かわいい」という新しい価値観を創り上げたこと!今や私たち、何かにつけて「かわいい!」という言葉を使います。見たまま、動物がかわいい、とか、かわいいお花、とかに加えて、おじさんにも、なんかかわいい!という表現をしたり、クールなものに対してもカワイイ!と言ったりもします。かわいいという言葉をこんなにも多様性のあるものにしたのはサンリオだったのだなと。このような日本文化を海外にまで浸透させていて、気づかないうちにカワイイ文化にハマっている私たちって、とても幸せだと思います。

かわいいもので人を感動させる、そのサンリオの理念、これからもずっと続けてほしいですね。

サンリオグッズ、ただこれかわいいねーと見ていたりしたけど、これからは少し見方がかわりそうです。でも、そう深く考えずに、ただ単純にかわいいものはカワイイ!と素直に感じたままを表現するのもいいのかもしれないですね!

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